苑内には200種を超えるハナショウブやアヤメ、カキツバタが植えられており、毎年30万人を超える方々が訪れます。
また、春には多くの桜が咲き誇り、季節を問わず苑内は常時解放されていて東屋などが設置され、回遊式庭園ということもあり四季を通して散歩する人などの地域の人々の憩いの場になっています。
桜 | 4月中旬~5月上旬 |
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あやめ | 6月中旬~7月上旬 |
あやめ祭り | 6月15日~7月5日 |
■ Misatono-ミサトノ-
あやめ開花情報 2024会津美里町(旧・会津高田町)のオリジナル品種であり、平成16年に日本花菖蒲協会の品種目録に正式登録されています。
昭和49(1974)年のあやめ苑造成開始当時より管理・育成に携わる馬場啓介氏(日本花菖蒲協会会員)の交配研究によりできた十数種の中から選出された紫の絞り模様が美しい一品種です。
平成30(2018)年に会津美里町と友好都市協定を結んでいる栃木県那須郡那須町より当苑へ贈られました。
昭和37(1962)年、宮内庁職員が那須御用邸近くにおいて発見し、昭和天皇により研究、命名がなされた希少種です。現在、那須町と那須塩原市の一部に自生しており、環境省のレッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類、栃木県レッドデータブック絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
1,898年にアメリカへ輸出された日本のハナショウブがアメリカ人の手により交配育成され、現在一般に普及している品種です。
・フレックルド・ゲイシャ(FREKLED GEISHA)
・フェアリーカリロン(FAIRY CARILLON)
・ピンクフロスト(PINK FROST)
・ゲイ・ギャラン(GAY GALLANT)
・ステップルド・リップルス (STIPPLED RIPPLES)
あやめ苑【春】
あやめ苑【秋】
あやめ苑【冬】
春の東屋
苑内池
当苑では、マルチ栽培を行っております。夏の植え替え作業による高温障害や水不足のために枯れてしまうのを防ぎ、寒冷地であるために根の張りが不十分になることを避けるため、花菖蒲栽培方法としては全国で初めて実施されました。
野菜の栽培によく見られる、畑を黒いビニール(マルチ)で覆う方法。土の温度低下と水分蒸発を抑制する効果がある。
いずれもアヤメ科アヤメ属に分類されるアヤメの仲間です。 他にも、シャガやダッチアイリス、ジャーマンアイリス等を含め、多くの園芸品種がありますが、ここでは、代表的な三種の基本的な違いをご紹介します。